2013年02月24日
本日の酒とツマミ

観光という見地からしても、日本からの渡航もカナリ多いようであるし、食文化に関しても出入ともに盛んな様である。
ワタシの中ではベトナムというと、ベトナム戦争のイメージが強いのであるが、近年はすっかり様変わりして急速に華やかに発展しつつあるらしい。
ベトナム戦争というと、リアルタイムでは小学校低学年あたりのハナシであり、当時は関心など全くなかったワケで、ワタシの中でベトナムのイメージが形成されたのはずっと後年になってからのコトである。
麻生氏が世界情勢を「ゴルゴ13」で学んだというのなら、私はベトナムを「開高 健」で知ったのである。
彼の小説やルポルタージュの中で登場するベトナムで、当時の情勢が自然にインプットされるに至り、最近のメディアで旧サイゴン、ホーチミンやダナン、フエなどといった地名が登場すると、「あっ、知ってる知ってる」となるワケである。
モチロン行った事もない知らない場所なのに、親しい響きとして感じられるから不思議である。
戦場カメラマンとして有名な石川文洋、澤田教一の両氏もベトナム戦争を撮り続けて命を懸けてしまった人物で、そして後者の物語りについては最近舞台化され、玉木宏が初舞台・主演して話題になっている「ホテル・マジェスティック」である。
マジェスティック・ホテルは開高作品にも、当時サイゴンで各国の記者たちのベースとして登場している。
開高作品の中でベトナム戦争は主核を成すテーマの一つであって、戦争がテーマある以上、そこには悲惨と不幸があるが、一方、純粋に文学作品として見ると、何度も立ち戻って入って行きたくなる独特の世界観が存在するのである。
今でもワタシにとっては、闇三部作と言われている「輝ける闇」・「夏の闇」・「花終わる闇」と並んで、「ベトナム戦記」・「歩く影たち」・「珠玉」は年に一度は読み返してその世界に浸りたくなる作品である。
そして、開高作品を読んでいると、どうしても酒が欲しくなる。
話は変わって。

今日もシャチョーはパソコンに向かう私の膝の上でポケーっと座り込んでいた。
こうしてヤツの小さな後頭部を見ていると、一緒にスクリーンを眺めている様にも見えるが、ただボーッとしてるだけである。

さて、本日の定式飲みである。
アボカドにエビのトッピングもリピート・メニューの一つで、とても良く合う組み合わせである。
ガーリック・オイル掛けで供する。
そしてやはり、これも最近の定番となっている焼き酒粕である。
酒粕は日持ちするので、一度買っておけば暫くのあいだ楽しむことが出来る。
良い酒粕は飽きることなく毎週、つまみたくなる。
そしてヘルシーな食材であるという付加価値がつく。

プリプリのエビにガーリックの香ばしさが食欲をそそり、そこに瑞々しく滑らかなアボカドのコクが加わると実に素晴らしい味わいとなる。
その後で、フランス産の辛口の白でスッキリさせるとまた次のツマミが欲しくなる、と、そういうコトである。

夕方のシャチョーである。
最近は午後から本格的にメシを食うというリズムである。
「ゴハンはまだかいナ?」
と、寝床から顔だけ出して様子を伺っているところである。

ナンだかエラそうにしているが、寝床から這い出してきて床に寝そべって毛づくろいしている途中で眠くなっちゃったトコロなのである。
この後、このままの体勢でウトウト・・・・。
2013年02月18日
昨日の酒とツマミ

ところで。
モモクロが週末アイドルというならば、ワタシは週末ドリンカーである。
酒好きではあるが、平日はキホン、一滴もやらないのである。
で、その週末ドリンカーのささやかなの楽しみの一つというと、明日は休日で出かける予定なし、という日、夜中にトイレに起きたついでに一杯クイッと引っ掛けて、熱い滴が転がり落ちてゆく余韻を楽しみながら、再び暖かいベッドに潜り込むコトだったりするのである。
昨夜も、昨夕封を切ったばかりのバーボンをそのように引っ掛けてシアワセに眠った。
今回はメーカーズ・マーク。
同じケンタッキーのバーボン故、ワイルド・ターキーとはよく似た風味を持つが、こちらの方がアルコール度数も低いし、トータルとしてマイルドだネ。

一方、猫シャチョー、ムッちゃんの楽しみといえば、食う事と寝るコトである。

もうひとつあった。
パソコンに向かっている私の膝の上で、ボケーッとすることも、たぶん、楽しみの一つなのではなかろうか、と勝手に想像するワケである。

ハナシは変わって、コレである。
今年は入荷しなかったのかと諦めていたのであるが、今頃になって入荷したらしいのである。
新潟魚沼の吟醸酒粕である。
この名前だけで魅せられてしまうではないか。
この絶品酒粕に今年も出会えるとは、感謝感激。
先週、別ブランドのを買い足したばかりだったのであるが、コレを見つけたら買わないわけにはいかないのである。

そしてこの日の定式飲みのツマミは、アボカドにタコとムール添え。
熱々ガーリック・オイル掛けである。
タコとアボカドは実によく合う組み合わせで、特に気に入っているので、度々リピートしているメニューである。
ムールはシッカリ身が締まっている方が好みなので、オイルと一緒に炒めてよく熱を通している。
タコは軽く酒蒸しするだけにしておいて、柔らかくてプリプリした食感を生かすようにする。

熱々のオイルを回し掛けしたあとで、韓国海苔を散らして出来上がりである。
そして、今回のお楽しみはナンと言っても、吟醸酒粕なのである。
もう、焼いている時の香りが既にウマイ。
良い酒の酒粕はやはり美味いのである。
香り、味、舌触り、深くて香ばしく、旨味が濃いのに後味がサッパリしてクド味がない。
やはり絶品と言っておかねばなるまい。
ワインはイタリア産のドライな赤を合わせたが、よく進む組み合わせであった。

いつも寝てばっかり、というワケではなく、たまにはしゃんとしてるコトだってあるのダ。
2013年02月10日
本日の酒とツマミ

ネコは高齢になると便秘になりやすいのである。
前にも書いたが、ウンコちゃんの出が悪くなると肛門線が破裂する可能性があるので、二日ぐらい出の悪い日が続いたら、予防処置として浣腸して強制排出させてやるコトにしているのである。
いつもは、ちょっと出が悪くなってくると、「ムッちゃん、今日出なかったらカンチョーだゾっ」と言うと、解るワケではなかろうが、ギリギリのところで無事に自力排出する、というパターンであったが、今度ばかりはそう上手くはいかなかった様である。
トイレに行ってリキんでも、やはり出てこなくて苦しんでいる様だったので、とうとう浣腸適用となった。
特に抵抗するでもなく、大人しくされるがままにカンチョーされて、腸を塞いでいたであろう硬そうなウンコちゃんの団塊を無事に出産。
普通、こういう目に遭うとイジケてしまいそうであるが、彼はトイレから出たソノ足で真っ直ぐメシを食いに行った。
下から出たので上から入れる、という、彼の思考能力は実に単純明快であるらしかった。

さて、話は変わって、今朝のワタシはやっぱりホット・ブラッディー・マリーを喰らい、朝食の時は赤ワインを喰らいして三連休中日を楽しんでいたのである。
三連休となると、精神も胃も開放されてキャパシティーが広がるというモノである。
で、午後の定式飲みのお供は、アボカドのムール貝添え、そして買い置きを追加した酒粕であった。
酒粕は日持ちがするので、良いモノを見つけた時は品切れになる前に確保しておくのが良いのである。
何しろ、地方の地酒酒蔵のモノは、出回る時期が限定されているので、スーパーなどでは一回コッキリの仕入れ分のみでお終いになってしまう。
ウマイと思った酒粕は、ある時に仕入れておくべし。

ムール貝は、ニンニク・チップ、クレイジー・ソルト、ブラック・ペッパーで味付けして白ワイン蒸しにする。
それをアボカドにトッピングして仕上げにバルサミコを回し掛けして完成。
魚介とアボカドはキホン相性が良いので、ま、よほどハズレはない。
ムールもなかなかのマッチングであった。
合間に焼き酒粕とピクルスを挟みながら、フランス産の中口のテーブル・ワインを合わせて、今日は明日が休日なのでリミットを設けず、ユックリ、じっくりと楽しんだ。

シャチョーは先日の浣腸でスッキリした上に、今日もポンポンポンっ!!と順調に出産なさいまして、どうやら極めて快調らしく、眠いよりは食欲に走っておられる様である。
この様に、爪とぎの上で置物のようにジッと辛抱強くゴハン待ちなのである。
爪とぎの上にいると、足が冷たくないので、長い間待っていられるのである。
ところで、先週調子の悪かった片目であるが、秘書殿が毎日、下瞼の皮を引っ張って地道に巻き込みを戻す作業を行ってくれたお陰で、どうやら良い具合に戻ったらしき気配である。

夕刻、夕日がキレイだったのでちょっとシャチョーもつれて階段の踊り場で鑑賞。
シャチョーは夕日なんぞには全く興味のキの字もなく(当たり前か)、寒いやら早く部屋に戻ってメシを食いてぇやらで、ちっとも大人しくしてられないのであった。
2013年02月03日
本日の酒とツマミ

コレは秘書殿の膝の上で点眼が終わった直後である。
秘書がネットで調べたら、猫にしばしば起きる瞼の巻き込みの様である。
よく見てみたら、ナルホド、確かに下瞼が中に巻き込まれている。
症状が重いと手術が必要になるケースもあるらしいが、一先ず、毎日手で巻き込まれている瞼の下の皮を軽く引っ張って引き戻すクセをつけるようにして様子を見ているところである。
ソノ点を除けば、今年の五月で19歳を迎えるこのジイ様は至って元気である。

前日の遅い時間にちょっと食べすぎちゃったり、飲みすぎちゃったりとかして胃がモタレ気味、なんていう朝には胃腸にとても優しく沁み込んで来る良い飲み物なのである。
それならアルコールなどヤメときゃよかろう、と思われるカモ知れないが、それでも飲みたいのが酒好きの性なのである。
だから、身体をケアしながらも心地よく酔っ払えるホット・ブラッディー・マリーは、休日の朝のみ族にはおススメである。
因みにワタシのレシピは、マグカップ一杯の食塩無添加トマト・ジュースを500wレンジで2分30秒ほど加熱して、レモンとタバスコを適量加える。
そこに、その時の気分でウィスキーなりラムなりバーボン、ジン、ウォッカなどお好みのアルコールを投入してステアすれば出来上がりである。
さて。
ソノ後からは、久し振りにこれまた優しい酔い心地のドライ・シェリーで午後まで繋ぐ。
シェリーもモタレることがないので、繋ぎ飲みには持って来いである。

今日の午後の定式飲みのお供はコレ。
アボカドは、シンプルなブラック・ペッパー&バルサミコ掛けと、「なめたけ」掛けのハーフ&ハーフである。
「なめたけ」とは瓶詰めになってるアレである。
初めて試してみたが、意外なマッチングを見せるなかなか良いトッピングなのであった。

ほかには、焼き酒粕。
これも冷凍で保存が利くので便利で、しかもとてもヘルシーな食材としても注目されているらしい。
美肌効果、整腸作用なども期待できるそうな。
今日はなめたけの味からして赤が合いそうな気がしたので、北イタリア産のドライな赤でヤッテ見たのであるが、果たせるかな、絶妙なマッチングといえた。

さらに、一応、節分らしさに乗っかってコレ。
恵方巻きネ。
ツマミで既にいい加減にお腹が膨れてはいたのであるが、縁起物ということで、頑張って一本完食。

午後のシャチョーである。
黒い毛皮のカタマリがあるばかりで、どこがナニだか全くわからないのである。
熟睡中。