2012年02月20日
ニッケル・シルバーを削るのダ・19
前回はレールが収まるスリットを切り込むところまでであった。
この状態ネ。
スリットの切り口を面取りして滑らかにしていく。
ココはヤスリ1本、指先の地道なシゴトである。
そういえば十年前、まだ旋盤を手に入れていない頃は、ブラスのパイプをパイプ・カッターで切り出して、ヤスリ1本でリングの加工をしていたものである。
次はボトム・フェイスに打刻を入れる。
バー・ストック・アルミを切削して製作したホルダーにボトム・キャップをセットし、バイスに固定する。
そして、文字の方向に間違いが無いかシッカリ確認して、慎重に打ち込むポジションを狙い定めて・・・・・、
「打つべし!! 打つべしっ!!!」
因みに、この打刻入れのプロセスに至っては、出来るだけ酔っ払っていない状態で行うことが好ましい。
こればかりは、酔いに任せたノリやヒラメキよりも、手元の正確さが要求されるのである。
過去、酔っ払って作業し、文字が逆さまだったり、文字の並びを間違えたりといった失敗も数度。
Posted by kawaneko at 21:53
│ロッド・ビルディング