2012年01月22日
ブラスの魅力
リール・シートに使われているメタル・パーツといえば、アルミ、ニッケル・シルバー、ブラス、この3種が一般的である。
中でもワタシが最も愛するのは他ならぬブラスである。

旋盤でカッティングを行うときも柔らかくて加工しやすく、切削フィールが気持ち良いというコトも言えるが、何よりも使い込んでいく過程で見せる質感の変化、表情の変化、フィーリングとしての柔らかさや温かみが何とも言えず魅力なのである。
磨きたての白金色の奥行きのある輝きもモチロン素敵だが、そのまま、時間の経過と共に酸化して黄銅色、ツヤ消しの青銅色へと変わっていくのが味わい深い。
使用する間に擦られて、自然に磨かれる部分はツヤがでて、他の部分とのトーンのグラデュエーションがまた渋味である。
変色し、磨かれ、傷が増え、自分だけのドウグの顔が形成されていく。
シュミの道具の醍醐味である。
一方、今最もフライロッドのリール・シートで幅を利かせていると思われるのがニッケル・シルバーであるが、コレはコレで別の魅力があるワケだ。
単に素材として高価でもあるが、あの深みのある輝きは手っ取り早く高級感も出せるし、切削加工性、硬度、粘り、耐久性など実に優れたマテリアルである。

アルミなどは、磨きを掛ければ、同じ白銀色の輝きは得られるが、ニッケル・シルバーと比べると、輝きの深みや重厚感が全く異なる。
それは高級感にも直結している質感であるが、時間の経過とともに、その質感の差は更に明確になっていく。
酸化したり、傷が付いたりしていくにつれ、アルミは明白な薄っぺらさや安っぽさが露呈してしまうが、ニッケル・シルバーは味わいに変わって行くコトが出来るだけの、素材としてのいろんな意味での「厚み」が存在するのである。
ニッケル・シルバーの経年経過による質感の変化についていうと、磨きたての白銀色からしだいに黄色味掛かったマット調へ変わっていくが、ニッケルの配合のパーセンテージによっても若干の違いはあるものの、ブラスほど顕著な質感の変化は生じない。
ソノ点で、最初の質感が長持ちする、という方向性での価値観を重んずる使われ方、をしていると見るべきかと思う。
ブラスは逆で、時間と共に変化していく質感について価値を見出されている、と思いたい。
それぞれ持ち味があって、どちらが優れている、と言う見方は適当でないワケで、ま、結局のところ好みや趣向のモンダイである。
ワタシはどちらのマテリアルにもそれぞれ魅力を感じるし、実際にどちらも使用しているのであるが、趣味のドウグとして長く付き合って愉しんでいく味わい深さ、という点に由って「愛すべきはブラス」としておく。
中でもワタシが最も愛するのは他ならぬブラスである。


旋盤でカッティングを行うときも柔らかくて加工しやすく、切削フィールが気持ち良いというコトも言えるが、何よりも使い込んでいく過程で見せる質感の変化、表情の変化、フィーリングとしての柔らかさや温かみが何とも言えず魅力なのである。
磨きたての白金色の奥行きのある輝きもモチロン素敵だが、そのまま、時間の経過と共に酸化して黄銅色、ツヤ消しの青銅色へと変わっていくのが味わい深い。
使用する間に擦られて、自然に磨かれる部分はツヤがでて、他の部分とのトーンのグラデュエーションがまた渋味である。
変色し、磨かれ、傷が増え、自分だけのドウグの顔が形成されていく。
シュミの道具の醍醐味である。
一方、今最もフライロッドのリール・シートで幅を利かせていると思われるのがニッケル・シルバーであるが、コレはコレで別の魅力があるワケだ。
単に素材として高価でもあるが、あの深みのある輝きは手っ取り早く高級感も出せるし、切削加工性、硬度、粘り、耐久性など実に優れたマテリアルである。

アルミなどは、磨きを掛ければ、同じ白銀色の輝きは得られるが、ニッケル・シルバーと比べると、輝きの深みや重厚感が全く異なる。
それは高級感にも直結している質感であるが、時間の経過とともに、その質感の差は更に明確になっていく。
酸化したり、傷が付いたりしていくにつれ、アルミは明白な薄っぺらさや安っぽさが露呈してしまうが、ニッケル・シルバーは味わいに変わって行くコトが出来るだけの、素材としてのいろんな意味での「厚み」が存在するのである。
ニッケル・シルバーの経年経過による質感の変化についていうと、磨きたての白銀色からしだいに黄色味掛かったマット調へ変わっていくが、ニッケルの配合のパーセンテージによっても若干の違いはあるものの、ブラスほど顕著な質感の変化は生じない。
ソノ点で、最初の質感が長持ちする、という方向性での価値観を重んずる使われ方、をしていると見るべきかと思う。
ブラスは逆で、時間と共に変化していく質感について価値を見出されている、と思いたい。
それぞれ持ち味があって、どちらが優れている、と言う見方は適当でないワケで、ま、結局のところ好みや趣向のモンダイである。
ワタシはどちらのマテリアルにもそれぞれ魅力を感じるし、実際にどちらも使用しているのであるが、趣味のドウグとして長く付き合って愉しんでいく味わい深さ、という点に由って「愛すべきはブラス」としておく。
Posted by kawaneko at 12:07
│ロッド・ビルディング