2012年02月02日
ニッケル・シルバーを削るのダ・8

続き。
丸バイトで切削して内径を拡大しているところである。
目視でそろそろダナ、と思ったところでノギスで計測しながら慎重に目的の数値に近づけていく。
ところで、金属を切削する作業は夏よりも冬の方が適している。
寒いお陰で、切削中に材料やバイトが過熱し難く、熱を持ってもすぐに冷める。
故に切れ味が落ち難くいので切削効率が上がるのである。
更に、材料の熱膨張による寸法の誤差が出難いということもある。
寒い時期はホット・ウィスキーで暖まりながら作業するのである。
マシンを操作する時にアルコールの摂取が危険なのは百も承知であるが、ワタシに限ってはこの方が調子が良い、ということにしておく。
モチロン、適量の範囲を超えない程度ネ。
さて、目的の内径に到達した。
ただ、この状態ではボトムがまだ未完成である。
続きは次回。
Posted by kawaneko at 21:38
│ロッド・ビルディング