川猫のフライ・フィッシング&Days

ゴールデン・ウィークだからと言って、「いつもと変わらネェよ。」と思っている人が居れば、私はそちら側である。

ほんの少し違うといえば、日中の天気に誘われて、近くのホーム・センターまで歩いて散歩がてら覗きに行って来たことくらいである。

いつもの日曜日ならば、翌日がシゴトである事を考えて家に引き篭もるところであるが、もう１日休みがあるという安著から、「ちょっと外に出て見ようか」という気にはなるのである。

ま、それでも、歩いて行ける程度の範囲のハナシではあるが。


二時間ほどの散歩で、適当にカロリーも消費できたので、帰ってからは安心して遅い昼食を摂り、そのあとで軽めの定式飲みに入る。

今日のワインは「PACIFIC PEAK」ブランド、赤のメルローである。
コレもお気軽なテーブル・ワインであるが、カリフォルニア・ワインらしい軽快でドライな飲み口と、フルーティな香りが魅力である。
まったくクドさやモタレがないのに、シッカリとした味わいもあって飲み飽きないのである。
赤であっても魚介にもモンダイなくマッチする。



今日もツマミはモチロンいつもの定番であるが、重いものは抜きにしてシンプルにデザート感覚で楽しむ。

今日アボカドと合わせるのはシラス。
たぶん合うだろう、と閃いたモノを少しずつ試していくのが愉しみなのである。

シラスをタップリとトッピングして黒ゴマとブラック・ペッパー、そしてレモン果汁を振り掛ける。
コレだけで良い。
あとはワサビを適量付けながらアングリと頬張るがよろし。

すると、コレは予想を超えたマッチングで、大袈裟ではなく、ワタシは小さな感動を覚えた。
いままでの組み合わせの中で「一番」を付けようと思うのである。

シラスの生臭さなどは一切感じることはなく、アボカドのコクのなかにシラスのほのかな塩味とシコシコとした歯ざわりと、自然な旨味、そして後味はサラっとアッサリと気持ちよく消えていくのである。
そして黒ゴマの香ばしさは巧みに調和して旨味を引き出してくれる。これを欠かすことは出来まい。

時々オリーブの酸味で口中をリフレッシュさせて、ドライなカリアォルニアの赤で舌を洗うと、このチェーンは途切れることを知らないのである。
あっという間にツマミは私のストマックの中に消えていった事である。

コレは是非、おススメしたい組み合わせである。